クラフト作品の【適正価格】とは

作家と消費者、共に満足する価格が望ましい

結論から申し上げる。

作家は作品の価値をおとすことなく、見合った価格を設定し、
消費者はそれらの価格を心から納得したうえで、購入していただく。

そんな当たり前の循環が出来る
作家も消費者も心が潤う価格設定ができることが望ましいと考えます。

但し、現実はそう上手くは行きません。

そこで、作家側からと消費者側からの見解を自分なりにまとめることにしました。

①作家としての見解

手作り作品の販売価格を決めるのは至難の業であります。
あらゆるジャンルの作家の方々に【販売価格の付け方】伺っても、きちっとした回答を得られることはあまりありません。

そして数々のハンドメイド作品が【値頃感】を優先して付けられているのが現状なんだと思います。

私自身も、作品の価格を付ける際、
材料費・諸雑費・制作時間・技法・外注費等を鑑みて、
作品ごとに独自の計算式に当てはめて金額を出します。

しかし最終的には値頃感を優先してその金額を修正してしまいます。

おおよその数字が出たとしても、あまり計算式が意味をなしていないのが実情です。

②消費者側になった時の見解

作家物を購入する時、本当の意味での【ONLY ONE】を嚙み締めるものです。
そのものが、自分に幸福感をもたらし、優越感させ感じさせるものです。

それでも、やはり一般庶民とすればまずは価格が気になるところ。
その日のお財布事情と照らし合わせてしまいます。

そして「また今度」と申し訳なくその場を立ち去り、
作品自体の価格としては絶対的に安いと把握しても、
購入可能な金額でないとなかなか手を出す事が出来ません。

リアルに申し上げると
15.000円~20.000円を超えると躊躇するのが実際であります。

③作家として値下げ販売した時

地元開催のイベントに出店した時に、
半額以下で販売させて頂いたことがあります。

お陰様で多数購入していただき
その場はなんとなく嬉しかったです。

しかし同時に自分の作品の価値を自分で落とし込む「もやもや」が残存し、
また作品に対してのアフターケアーの気持ちが薄らいでしまい、
一過性の大量生産の商品を販売するような扱い方をしていました。

④作家の方が値下げしてくれた時

作家様のご厚意で値下げをして頂いて購入したコートを2点持っています。
その場は非常に嬉しかったのですが、
購入後、冷静なって作品の材料費や制作時間などの諸々を考えてみると、
いかに破格値であるか気づいてしまったのです。

「安すくて、なんか申し訳ないなぁ~」と心で詫びる気持ちと、
「でも安いから購入できたなぁ」という本心が
交差するもやもやな感じが微妙に残ってしまいました。

結局 後味がわるい

作家として販売価格を値下げした時に味わったもやもや感。

そして作家様の作品を値下げして頂き購入後に味わうもやもや感。

結局双方とも、値下げした場合もやもや感が残り、
気持ちの良いお買い物とはいかなかったのです。

折角、気にいって購入したのに、
着用時に「あ~やすくしてもらっちゃったなぁ~」と
いささか後悔の念が頭をよぎったりします。

心から喜べる適正価格が良い

作家側からすると、適正価格を付けたほうが
購入していただいた後もきちんと修理やメンテナンスに丁寧に対応しようと思います。
逆に安く販売してしまうと、その後に対応するパワーがなくなります。
お客様に対してあまり良い事ではありません。

消費者側からすると、適正価格で購入したほうが
使用時に気持ちが断然あがります。
逆に安く購入した後は、その物を使用する度に、
「あ~(-_-;)、安くしてもらったな~。悪い事したなぁ~」
と思い出してしまいます。
楽しく着用・使用が出来ません。

結論

【値頃感】も無論大事だが、
作家自身の気持ちや懐が決してマイナスになることが無いようなに
自信をもって【適正価格】を付けることが、
長い目でみて消費者側にも有意義な時間を過ごして頂けることが出来るのでないでしょうか。

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